【高校生必見】春休みを有意義に使って大学受験を成功させる方法
2023.12.5
高校生、特に来年から高3になるという人たちは、春休みから大学受験を意識して勉強を頑張ろうと考えている人も多いのではないでしょうか?
受験指導をしていると
「高2の終わり(3月)って何をしておいたらいいですか?」
とよく質問をされます。
何時間ぐらい勉強すべきなのか?勉強内容は何がいいのか?勉強方法は?など色々と疑問が湧いてくるところだと思います。
せっかくのやる気が無駄にならないよう、簡単にアドバイスができればと思います。
①春休みはめちゃめちゃ貴重
まず前提として、春休みの時間は非常に貴重だという認識を持ってください。
受験生の大半が、受験を控えた12月、1月頃になって、なんて言うか知っていますか?
「あー!受験まであと1か月時間が増えたら!!!」
です。
なんでもそうですが、残り時間がわずかになって初めて、時間の大切さに気付きます。
5時間あるだけでも過去問対策が1年分できます。
でも直前になって、「やばい受ける大学が多いから〇年分しか赤本ができない!」みたいに焦り始めるわけです。
この時間の貴重さを、高3の初期からリアルに感じている人はほとんどいません。
逆に言えば、春休みから時間を大切にしていれば、全国のほとんどの受験生に勝ることができます。
②環境をととのえる
とはいえ、春休みからいきなり本気で1日12時間勉強をできる人も少ないと思います。
具体的な勉強内容は後で書くとして、最低限春休みのうちにやっておいてほしいことが「環境づくり」です。
塾を決めること
勉強場所を決めること
は少なくてもやっておきましょう。
受験勉強で大切なことは「安定と継続」です。
裏を返せば、途中で塾を変えたり、勉強場所をころころ変えたり、参考書をころころ変えたりする人は大抵失敗します。
まず最初に、自分が納得でき、信頼でき、継続できると確信できる環境をしっかりと作り、固定するのです。
そしてそのスタイルでやると決めたら、あとは信じて突き進みます。
春休みが終わり、学校が始まると、部活もあったりしてなかなかゆっくり考え事もできません。塾の説明を聞きに行く時間もなくなります。
春休みが、じっくり検討して環境づくりをする最後のチャンスだと思ってください。
塾の選び方については
【2023保存版】オンライン塾の選び方 -詳細解説最新版- – Studyコーデ (studycoorde.com)
を参考にしてください。
※タイトルにはオンライン塾とありますが、普通の塾予備校にも当てはまります
加えて、3月から授業があったり、自習室を使わせてもらえる塾・予備校がオススメです。
前述の通り、時間は貴重ですから、早くスタートできるに越したことはありません。
③勉強習慣をつくる
環境が整ったら、その環境で勉強する習慣をつけていきます。
これまた4月になり、学校が始まると、なかなか勉強時間を確保することが難しくなります。
例え塾に行っても、家で寝る前に少し勉強しても、じっくり腰を据えて長時間勉強した経験がないと、なかなか「勉強」という行為が身体や頭には馴染んできません。
するとどんなデメリットがあるかと言うと、1番は夏休みに差をつけられてしまうという大きな痛手をこうむることになります。
夏休みは多くの人が部活もなくなり、本格的に受験勉強をすることになります。
本格的と言うのは、時間にして、1日12時間程度の勉強です。
ここで頑張った人は秋以降順調に成績が伸びますし、頑張れなかった人は巻き返しが不可能なほどの差をつけられるリスクがあります。
では夏休みに1日12時間勉強をしようと思ったときに、そういう勉強をしたことがない人が、いきなり初日からMAX頑張れるでしょうか・・・?
想像してみてください。
いくら夏休みになったからとは言え、それまで1日2,3時間しか勉強をしたことがない人が、12時間も集中して勉強し続けられるわけがありません。
身体と頭が慣れていないからです。
しかし春休みに1度そういう経験があればどうでしょうか?
春休みに途切れ途切れでもいいので、1日10時間程度頑張って勉強をしていたとします。
なんとなく受験勉強が始まったなという実感が湧いてきます。
10時間やったという経験がちょっとした自信にもなります。
すると4月以降、学校や部活があるなかで数時間の勉強をすることは何の苦でもなくなります。
なんなら春休みと比べて全然勉強時間が確保できないことに焦りを感じ、時間の使い方を工夫するようになります。
夏休みを迎えると、やっと煩わしい学校がなくなり、勉強がたくさんできることに喜びまではいかないまでも安心感を持つようになります。
「勝負の夏」などと言われ、周りもやる気を出してきているので、自分も春休みより気合いが入っていることでしょう。
つまり春に10時間程度やっていたんだから、夏は12時間はやらなきゃなという目標を自然と受け入れ、行動できるようになります。
結果、夏休みに大きく成績を伸ばすことができます。
長々と書きましたが、春休みは自分の中に「経験値」「自信」「高い基準」をつくるための大事な期間であることが分かります。
④文系は「英語」、理系は「英語と数学」
さて、いよいよ具体的な勉強内容です。
一言で言えば、春休みは「基礎体力のアップ」がオススメです。
まずは文系理系を問わず、英語が大事です。
具体的には「単語力強化」と「英語に触れた量」を増やすことです。
単語は今まで使っていた単語帳を、自分でペースを決めて見返しましょう。
高2のうちに「ターゲット1900」や「システム英単語Basic」が1冊暗記完了していれば非常の良いペースだと言えます。
高3では単語王など、少々発展的な単語帳に移りたいところです。
記憶は恐ろしいほど簡単に抜けていきますから、反復が大事です。1週間で単語帳1周ぐらいの勢いで、それを何周かできるといいですね。
次に量です。
「英語力=英語に触れた総量」とも言われているので、量を稼ぎましょう。
『多読』という勉強法がありますが、英語は100万語程度読んだ経験があれば、スムーズに読み進めることができるようになると言われています。
世の中には「ペーパーバック」と呼ばれる英語の薄い本が大量にあります。
アメリカやイギリスの幼児が読むような本なのですが、それをたくさん読むのです。
オンラインであれば下記サイトで無料で読むことができます。
多読に取り組む際のルールですが
・辞書は使わない
・スラスラ読み進める
・内容は読み終わったときに7割ぐらい理解できていればOK
・疲れたらやめる
英語を英語のままスラスラ読んでる風に、楽に読み流すことがコツです。
他には、家や図書館にあれば「古文まんが」ですかね。
勉強に疲れたときの、いい気分転換になります。
ある程度古文の有名作品のあらすじを知っていれば、その作品が入試に出たときに問題を理解しやすくなりラッキーです。
そして春休みぐらいしか、のんびりマンガを読んでいられないとも言えます。
また理系の人は「数学」も忘れてはいけないところです。
内容が繋がっているとはいえ、範囲が広くて時間がかかるのが数学の面倒なところです。
数ⅠAと数ⅡBまでの内容を高2のうちに完璧にしておくとよいでしょう。
そのためには、まず自己分析です。
ⅠAとⅡBの中から、自分の苦手範囲を見定めましょう。
そしてその弱点を高2のうちに必ず潰しましょう。
苦手範囲は「初めから始める数学」など解説が丁寧な参考書を使い、根本的な理解ができるまで何度も繰り返してください。
以上です。
一人でも多くの高校生が、自分の目標のために春休みを有意義に過ごしてくれることを願います。
もし勉強法の相談などがあれば、気軽にお問い合わせ – Studyコーデ (studycoorde.com)からご連絡ください。
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