オンライン大学受験塾のメリットとデメリットを比較!通塾型との違いは?
2025.6.20
はじめに:大学受験の学習環境が大きく変わっている
近年、大学受験に向けた学習スタイルは大きな転換期を迎えています。かつては自分が住んでいる地域の進学塾に通うのが当たり前でしたが、現在は通信インフラやデジタル教育の進化により、「オンライン大学受験塾」という新たな選択肢が急速に浸透してきました。
特に、2020年の新型コロナウイルス感染拡大をきっかけにオンライン教育の普及が進み、その利便性や教育効果が多くの家庭や教育関係者の注目を集めています。
現在では、地方在住で近所に理想の塾がない生徒や、部活動や課外活動と塾での学習を両立させたい現役高校生など、幅広いニーズに対応する形で、オンライン大学受験塾の需要が高まっているのです。
当塾Studyコーデも元々対面塾で指導をしていた代表がコロナ禍の2020年にいち早く立ち上げたものです。感染症を気にしなくてもよい、近所に良い塾がなくてもよい、通塾という無駄なコストをかけずに効率よく受験勉強に取り組みたい、塾帰りの夜道におけるリスクをなくしたい、そういったニーズに応えることができるのがオンライン大学受験塾の良いところです。
しかし、オンラインであるがゆえの課題や、通塾型と比較しての違いも少なからず存在はします。
本記事では、オンライン大学受験塾のメリットとデメリットを多角的に比較し、通塾型との違いも踏まえながら、どんな生徒に適しているのかを詳しく解説します。
オンライン大学受験塾とは?基本的な仕組みと特徴
オンライン大学受験塾の基本形態
オンライン大学受験塾とは、Zoomなどのビデオコミュニケーションツールや独自の動画配信プラットフォームなどを活用して、インターネット上で授業や学習サポートを提供する大学受験対策のための塾のことです。
大手予備校がサービスの一部として提供するオンラインコースや、オンライン指導に特化した専門塾など、多様なスタイルが存在しており、その数は年々増加傾向にあります。
オンライン塾と通塾型の違い
最大の違いは「学習場所・学習時間」です。オンライン塾では、自宅や図書館など自分の好きな場所で学ぶことができます。また塾から指定がなければ受講時間帯も自由であり、部活などが忙しくても帰宅後の夜の時間に塾の勉強ができるなどの利便性があります。
一方、通塾型では校舎に通って決まった空間・時間で学習するため、強制力や仲間との関係が自然に生まれます。
いつでもどこでも学習できる柔軟性
オンライン大学受験塾の最大の魅力は、学習場所と時間を自分で選べるという圧倒的な柔軟性です。自宅はもちろん、図書館やカフェ、移動中の交通機関の中でも、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンを使えば簡単に受講や学習が可能です。
これは、学校行事や部活動、習い事や課外活動等で忙しい高校生にとって非常に大きなメリットです。たとえば、平日は夜遅くしか学習時間が取れない、土日は部活の試合があるといった生徒でも、空いた時間を活用して効率的に学習を進められます。
また、学習記録や動画の視聴履歴が残るため、自分のペースで復習したり、見逃した授業を後から見返したりすることが可能になっている塾も多いです。これは、対面授業では実現しにくいメリットの一つです。
通塾時間が不要で、時間を有効活用できる
オンライン授業では、塾への往復時間がゼロになります。仮に片道30分かかる通塾を週3回していた場合、1ヶ月で約12時間、1年間で約150時間もの時間を移動に費やしていることになります。150時間あればかなりの量の勉強がこなせると思いますが、通塾によってそれだけの機会損失が発生している点は見逃せないポイントです。
この移動時間を、苦手科目の克服や過去問演習などにあてられれば、学力向上にも大きくつながります。特に受験直前期には、この「時間の差」が合否を分ける可能性すらあるのです。
Studyコーデに入塾してくる高校生も、東京や神奈川の大都市圏、つまり良質な塾や予備校に通うことができる場所に住んでいるにも関わらずオンライン塾を選ぶ人が増えています。理由を聞くと、ほとんどの生徒から「オンライン塾のほうが時間を有効に活用できるから」という答えが返ってきます。いま意識の高い大学受験生はオンライン塾を活用して受験勉強のパフォーマンスを高めています。
地方や海外在住でも質の高い授業を受けられる
都市部と地方とでは、どうしても学習環境の差が出てしまいがちです。難関大学対策に特化した指導や、実績ある講師がそろった進学塾は、やはり都市部に集中しています。また、地方の塾や高校には地元の国公立大学進学を強く勧めるような傾向もあり、上京して関東や関西の有名私大に進学したい人に対してサポートが不十分である現実も存在します。
しかしオンライン塾であれば、地理的なハンデを克服し、どこに住んでいても全国レベルの講義を受けることが可能です。
実際、オンライン塾の中には東京大学・京都大学などの難関校出身者が講師を務める授業や、医学部受験専門のカリキュラムを展開しているところもあります。Studyコーデは早慶・MARCH・関関同立などの難関私大受験への専門性を持ったプロ講師しか在籍していないという特徴を持っており、地方在住の高校生や浪人生にも難関私大に特化したカリキュラムや指導を提供できています。
これまでアクセスが難しかった質の高い教育資源が、全国どこにいても手に入る時代になったのです。
一人ひとりに合わせた個別指導が受けやすい
オンライン塾の多くは個別指導の形態をとっています。またAIやデジタル教材を活用した学習分析を取り入れており、個々の学力や進捗に応じて柔軟な指導が受けられます。たとえば、模試の結果をもとに志望校別の演習プランを組んだり、不得意単元に特化した動画講義を自動的にレコメンドしたりする機能もあります。
また、週ごとの学習報告やチャット・Zoomを通じた面談なども行われるため、「オンライン=放置される」というイメージとはまったく異なります。むしろ、生徒と講師の心理的距離が近くなることで、個別指導の質が上がっている例も珍しくありません。
Studyコーデでは毎授業後のZoom面談によってプロ講師と生徒がかなり密に連携しながらカリキュラムを進めていきます。元々は対面式の授業で指導をしていた経験を持つプロ講師たちも、口々に「対面よりもオンラインのほうが1対1でしっかり話せる時間がつくれ、生徒の状態がよく把握できる」と話しています。
オンライン大学受験塾のデメリット
自己管理能力が求められる
オンライン塾に通う受験生にとっての最大の課題は「自由度が高すぎること」です。時間も場所も自分で決められる反面、それをしっかりと管理できなければ、学習が計画通りに進まなくなります。
通塾型であれば、毎週決まった時間に塾に行けば自然と学習習慣が身につきますが、オンライン塾の体制次第ではその仕組みがありません。自分で計画を立て、それを実行に移し、継続する力が求められます。
このため、オンライン塾では「学習管理コーチ」や「メンター制度」を設けているところも多く、学習のモチベーションを継続させる工夫が重要になってきます。
Studyコーデではこのデメリットを潰すべく、
・1日おきにある授業冒頭にテスト →授業ない日の勉強はテスト対策で迷わない
・毎授業後に面談 →動画授業を集中して受講しないと面談で対話できない
・24時間LINEで質問可能 →塾の教室で並んで講師に質問するより早く疑問が解決
などの仕組みを整えており、自由度の高さと、緊張感・強制力を共存させています。
自己管理能力に自信がなければ、その点を補ってくれるような塾を探せばよいのです。これはオンラインでも対面でも同じことが言えるでしょう。
コミュニケーション機会が少なく孤独を感じやすい
オンラインでは、同じ目標を持つ仲間と直接顔を合わせる機会が少ないため、孤独を感じやすい傾向があります。人によっては周囲の人と励まし合いながら頑張ることで学習の意欲を維持している場合もあり、完全に1人で学ぶ環境にはストレスを感じることもあるでしょう。
この課題を解消するために、オンライン塾の中には、生徒同士の交流を促すSlackコミュニティや、定期的なグループ面談を導入しているところもあります。自分の性格を客観的に見極め、モチベーションの維持に周囲とのコミュニケーションが必要だと感じる人は、こうした環境づくりをしておくことがお勧めです。
Studyコーデでは自分の勉強に集中できることを重視し、生徒同士の交流機会はあえてつくっていません。その代わり毎授業後にプロ講師と面談できる仕組みを整えており、受験にまつわる不安は即時解消できるようになっています。もちろん受験生同士での情報交換も無駄とは思いませんが、不安なことはプロに聞くのが最も効率的かつ効果的です。
通信環境や機材の問題が学習の妨げになることも
オンライン学習に不可欠なのが、安定したインターネット接続と対応機材です。通信が途切れたり、デバイスの動作が遅かったりすると、集中力が削がれ、学習の質が低下するおそれがあります。
また、機材トラブルや操作ミスが起きた場合、人によっては保護者がサポートしなければならないこともあるため、家庭内でのデジタルリテラシーも問われることになります。
通塾型とオンライン型の大学受験塾を比較してわかる違い
通塾型の強みとは?
通塾型には、「学習の強制力」があります。時間が決まっており、教師や仲間がいる空間で学ぶことができるため、継続性や規律の面でメリットが大きいです。また、授業後にすぐ講師に質問できる環境や、自習室での集中学習など、物理的な空間を活用できるのも通塾型の特長です。
さらに、生徒同士の競争や切磋琢磨が発生しやすく、競争心の強い人にとってはモチベーションの維持にもつながりやすいです。
通塾型の弱みとは?
通塾型の弱みは、基本的に強みの裏返しになります。
まず授業は本気で集中していないと学習効果が下がります。例えば講師の話を聞き逃したり居眠りをしたりしてしまったとき、オンラインの動画講義であれば巻き戻しができますが、対面の授業ではそれができません。怠けるつもりはなく、真剣に聴講していても理解できない内容などもあるでしょう。それも講師が話を先に進めてしまえば、自分が理解できていない状態のまま先に進んでしまうことになります。
また講師への質問もスムーズにいかないケースが散見されます。例えば授業後に講師に質問しようとしても他の生徒の列ができていて並ばなきゃいけなかったり、自習室の大学生のチューターに質問してもあまり的を射た回答が得られなかったりするケースがあります。
また周囲に他の受験生がいることは、人によっては大きなデメリットになります。他人と自分を比べてしまい、劣等感を抱いてモチベーションが下がるケースや、周囲の人の受講態度や自習室等での学習態度が悪く、自身の集中が妨げられるケースも少なくありません。
オンライン大学受験塾はこんな人におすすめ
オンライン大学受験塾は、自己管理能力があり、自ら学習計画を立てられるタイプの生徒に特に向いています。時間を有効に使いたい、マイペースに勉強したいという人にとっては、まさに理想的な学習環境です。
また、地方に住んでいて通塾が難しい生徒や、近隣に良質な塾がない場合には、オンラインという選択肢が大きな武器になります。都市部と同じレベルの授業を自宅で受けられることで、学習環境の地域格差を大きく減らすことが可能です。
スキマ時間を有効に使いたいという理由でオンラインを選ぶ生徒も増えています。学校や部活動で忙しい中でも、自分のスケジュールに合わせて学習できるのはオンラインならではの利点です。
また必ずしも自己管理能力や計画性・主体性が高い受験生でなければオンライン塾が向かないわけではありません。Studyコーデもそうですが、オンライン塾の中にも手厚いサポート体制や強制力などが強い塾が多く存在します。オンラインツールの進化の後押しもあり、もはや対面塾でなければならない理由はほとんど消滅したと言えます。
しっかりリサーチすれば、自分の学力や性格と相性がよく、通塾型の対面塾と同等かそれ以上に効果を得られるオンライン大学受験塾は必ず見つかるはずです。
オンライン塾の選び方のポイント
近年ではわざわざ対面塾に通う理由が少なくなってきており、オンライン大学受験塾が市民権を得てきていることは確認できましたが、実際にオンライン大学受験塾を選ぶ際はどのようなポイントに注目すればよいのでしょうか。
- 講師の質と指導スタイル
講師のプロフィールや専門性、過去の合格実績を確認し、自分の志望校に合った指導が受けられるかを見極めましょう。例えばStudyコーデであれば私立文系大学の受験を専門としており、MARCH以上の合格率が非常に高いという特徴があります。
またカリキュラムや教材の質をしっかり確認する必要があります。どんなに安価でも、学習内容が自分の志望校やレベルに合っていなければ意味がありません。その点で、入塾前に体験授業をちゃんと用意してくれていたり、希望すれば教材を見せてくれたりするような塾が真摯な塾だと言えます。
- 学習サポート体制の充実度
オンライン大学受験塾を選ぶうえでサポート体制の充実度は非常に大切なポイントです。講師との面談はどれぐらいの頻度で実施されるのか、質問に対してどのくらいのスピードで対応してくれるのか、進路指導や学習相談が可能かどうかなど、塾ごとに異なる対応方針を把握しておくべきです。
オンライン大学受験塾も多種多様で、面談の有無や頻度、質問対応の多寡、講師のコーチングスキルの有無などは、よく比較すべきポイントです。一般的なオンライン塾では無料体験授業や個別説明会を提供しています。いきなり入会せず、まずは体験授業を受けて、講師の教え方や教材の質、学習システムなどを確認することをおすすめします。
単なる動画視聴型ではなく、進捗管理や定期面談、添削指導があるかどうかは重要です。
- 費用対効果は納得のいく水準か
最後に、継続的に通える料金体系かどうかもチェックポイントです。安く見えても後から季節講習などの追加費用が多くかかる場合や、サブスクリプション型で長期的に見たら高額になることもあるため、総額を見極めて選ぶようにしましょう。得られそうな効果に対して妥当な料金設定であるかどうかは、過去に通塾していた生徒の口コミなども参考にしながらよく確認しましょう。
Studyコーデは月謝制で、季節講習などは一切ありません。口コミを確認すると「授業料は安くはないが、サービスの質を考えればコスパは良い」という評価を多くいただいている印象です。
※Studyコーデの口コミはコチラ(外部サイト)
オンライン大学受験塾Studyコーデの特徴とサポート体制まとめ
・私立文系難関大受験専門
・24時まで受講可能
・講師は各生徒に専属でプロ講師のみ
・動画やプリントで個別学習をし、最後に講師とオンライン面談
・授業は最大週3回で毎授業後に講師と面談あり
・質問はLINEで24時間可能
・無料体験授業を3回実施
・授業の欠席と振替が自由に可能
・授業料は月謝制で追加費用なし
・保護者との面談は要望があればいつでも実施
※Studyコーデの資料請求はコチラ
大学受験におけるオンライン学習の今後と展望
2020年以降、文部科学省も教育のデジタル化を推進しており、オンライン学習の環境はますます整備されています。AIを活用した個別最適化学習や、学習履歴の分析による弱点補強など、テクノロジーとの融合が進んでいます。
受験生の保護者世代には馴染みのなかったオンライン塾は、家庭によっては敬遠するところもまだありますが、世の中の教育は確実にオンラインを活用する方向にシフトしています。
またオンライン塾の登場により、地方でも首都圏と同じ水準の教育を受けることが可能になりました。さらに教室の賃料がかからないオンライン塾は授業料も比較的安価に設定されていることが多いです。
地理的格差や経済的格差の解消に繋がるオンライン塾の存在感は今後ますます大きくなっていくことが予想されます。
オンライン大学受験塾(Studyコーデ)の活用事例と成功体験
地方公立高校から東京の難関私立大学に合格
石川県の公立高校に通っていたAさんは、東京の私立大学進学を希望していたものの、高校では地元の国公立大学受験ばかりを推奨され、サポートが受けられない状態に。オンライン大学受験塾に入り、MARCH専門の受験対策と進路指導を受けて見事合格しました。
不登校からの逆転合格
高校1年で不登校になったBさんは、通信制の高校で高卒認定を確保しながら、オンライン大学受験塾で自分のペースで受験勉強を継続。個別指導で講師に自分の状態をよく把握してもらいながら、時間をかけて基礎から積み上げ、自分のペースで勉強できたことが功を奏して津田塾大学に合格しました。
ラグビー部で高3の冬まで部活を続けながら合格
Cさんは高校3年間をラグビーに捧げると決めて部活中心の生活を送っていました。部活が終わる時間は遅く、普通の塾には通えないためオンライン大学受験塾に所属。夜遅くまで対応してもらえることで大学受験対策をなんとか両立することができ、ラグビーを納得のいくまで続けながら大学合格も見事勝ち取りました。
まとめ:オンライン大学受験塾のメリット・デメリットを理解して自分に合う学習法を選ぼう
オンライン大学受験塾には、時間や場所に縛られず学べる、繰り返し復習が可能、質の高い講師による授業が受けられるなどの多くのメリットがあります。一方で、自己管理能力が必要だったり、孤独感や質問のしにくさなど、デメリットも存在しますが、塾のサポート体制によってはデメリットが払拭されているところもあります。
最終的に重要なのは、自分の性格や学習スタイルに合った環境を選ぶことです。周囲と切磋琢磨したいタイプの人には通塾型が向いているかもしれませんし、マイペースで集中したいタイプにはオンライン大学受験塾が適しているかもしれません。
自分にとって最適な学習方法を選び、オンライン塾の特性をうまく活かすことで、大学受験の成功に近づくことができるでしょう。