立命館大学国際関係学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

◆ 立命館大学 国際関係学部とは

立命館大学は、京都と滋賀、東京、大阪にキャンパスを持つ総合大学です。

多様な学部があり、国際交流や社会貢献なども盛んに行われているので、自分の興味や目標に合った大学生活を送ることができます。

自分の可能性を広げるためのチャンスがたくさんあり、受験生に人気の大学です。

その中でも国際関係学部では、国際社会の幅広い問題を解決するための手段を、国単位だけではなく、企業やNGOなどの活動も視野に入れて学べます。

この記事では、そんな立命館大学国際関係学部の総合型選抜入試(AO選抜入学試験)について、詳細を解説したいと思います!

 

立命館大学 国際関係学部の総合型選抜入試の名称

立命館大学国際関係学部の総合型選抜入試は「総合型選抜(AO・文芸・スポーツ選抜)」という名称で募集がなされています。

また、国際関係学部は、希望学科・専攻によりAO入試の名称が異なります。

・国際関係学科 国際関係学専攻・・・国際関係学専攻講義選抜方式

・国際関係学科 グローバル・スタディーズ専攻・・・グローバル・スタディーズ専攻総合評価方式

・アメリカン大学・立命館大学国際連携学科・・・ジョイント・ディグリー・プログラム総合評価方式

 

中央大学 法学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのか把握し、そのための準備ができているかどうか、自分を省みて試験対策を行っていく必要があります。

 

立命館大学国際関係学部のアドミッションポリシーは以下のようになっています。

 

○国際関係学科

国際関係学科では、国際社会の理解に不可欠な「言語×理論×地域」を段階的に学んでいきます。その中で、高い外国語運用能力と論理的思考力を養い、多文化を理解する豊かな知性を育んでいきます。こうした学科での学びの中で、自らの意思で主体的に行動し、行政・経済・文化・平和といった観点から社会に貢献する意欲を持つ学生を求めています。

 

このため、入学時点で、以下の学力と意欲を有している学生を受け入れます。

 

1.国際社会の諸問題を分析するために必要な基礎学力

2.国際社会の諸問題に関する高い関心、およびそれを自発的に探求する意欲

3.国際社会の諸問題を理解し、表現することができる語学力

 

○アメリカン大学・立命館大学国際連携学科

アメリカン大学・立命館大学国際連携学科は、キャンパスの内外で効果的なリーダーシップを発揮できるグローバルなマインドと国際社会の諸問題を分析するために必要な基礎学力を有する学生を求めています。卒業後、友好的で相互に有益な東アジアおよび日本と米国の関係発展ならびに国際社会の平和と繁栄に貢献する意欲を持った学生を受け入れます。」

 

(「立命館大学 国際関係学部 入試・学費(https://www.ritsumei.ac.jp/ir/admission/)」より抜粋)

 

「国際関係学部」だからこそ、より広い視野で諸問題に関心をもち、国際社会に貢献していこうという思いを持つ人材を求めていることがわかるアドミッションポリシーとなっています。

 

立命館大学公式HPのURL:https://www.ritsumei.ac.jp/

 

◆出願条件・日程

立命館大学国際関係学部の総合型選抜入試(AO選抜入学試験)の出願条件・日程は、以下のようになっています。

 

〇日程(2024年度入試)

全方式共通

・出願期間:9月1日~7日の1週間

・第1次選考 試験日:書類選考  合格発表日:10月6日

・第2次選考 試験日:10月15日  合格発表日:11月1日

 

〇出願条件

出願条件は以下のようになっています。

  • 国際関係学専攻講義選抜方式

次の⑴~⑶のすべてに該当する者。

⑴ 立命館大学国際関係学部国際関係学科国際関係学専攻を第一志望として勉学を希望する者

⑵ 以下の①~③のいずれかに該当する者。なお、以下の①~③について卒業・修了・合格の「見込み」で出願し、入学試験に合格した者が、2024 年 3 月 31 日までに卒業・修了・合格しなかった場合は入学を許可しません。

① 高等学校(中等教育学校を含む。以下同じ)を卒業した者、または 2024 年 3 月卒業見込みの者

② 特別支援学校の高等部、および高等専門学校の 3 年次を修了した者、または 2024 年 3 月までに修了見込みの者

③ 学校教育法施行規則第 150 条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、または 2024 年 3 月 31 日までにこれに該当する見込みの者

ア 外国において、学校教育における 12 年の課程を修了した者、または 2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者、またはこれらに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

イ 外国において、指定された 11 年以上の課程を修了したとされるものであること等の要件を満たす高等学校に対応する学校の課程を修了した者、または 2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者(例:ウクライナ、ウズベキスタン、スーダン、ベラルーシ、ペルー、ミャンマー、ロシア)

ウ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者、または 2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者

エ 専修学校の高等課程(修業年限が 3 年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る)で、文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了した者、または 2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者

オ 外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEA レベルを保有する者、または 2024年 3 月 31 日までに取得見込みの者

カ 国際的な評価団体(WASC、NEASC、CIS、ACSI)の認定を受けた教育施設の 12 年の課程を修了した者、または 2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者

キ 高等学校卒業程度認定試験規則による高等学校卒業程度認定試験(旧規程による大学入学資格検定を含む)に合格した者または 2024 年 3 月 31 日までに合格見込みの者で、2024 年 3 月 31 日までに 18 歳に達するもの

ク 学校教育法第 90 条第 2 項の規定により大学に入学した者であって、本学において、大学における教育を受けるにふさわしい学力があると認めたもの

ケ 本学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、2024年 3 月 31 日までに 18 歳に達するもの

*上記③について、飛び級等により、12 年間より短い期間で修了した場合であっても、最終的に修了した課程が正規の学校教育の 12 年目以上の課程であれば、この要件を満たすものとします。

*上記③-アについて、12 年未満の課程の場合は、文部科学大臣が指定した「我が国の大学に入学するための準備教育を行う課程(準備教育課程)」を修了(2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者を含む)する必要があります。なお、12 年未満の課程を修了した者で、準備教育課程を修了していない場合でも、文部科学大臣が指定した国および学校種によっては、この要件を満たす場合があります。

*上記③-ケに関連し、本学が出願資格を認定した学校は、朝鮮高級学校です。

また、本学では、本人からの申請に基づき個人の学習歴等を勘案し、上記③-ケに該当すると判断した場合は、出願資格を認めます。申請に必要な書類・申請期間等の詳細は入学センターまで問い合わせてください。

⑶ 以下のいずれかを出願時点で取得しており、証明書によってその級・スコアを証明できる者

① 実用英語技能検定(CBT、S-CBT も可) :2 級以上(受験時期は問わない)

② TOEFL iBT®テスト :51 点以上

③ TOEIC® Listening and Reading テスト :550 点以上

④ IELTS(Academic Module)(CDI も可) :Overall Band Score 4.5 以上

⑤ GTEC(検定版、CBT タイプいずれも可) :1000 点以上

⑥ Duolingo English Test :80 点以上

*TOEFL iBT® Home Edition、TOEIC® IP テスト、IELTS Indicator、IELTS Online は対象としません。

*TOEFL iBT®テストは Test Date スコアのみを採用します(MyBest®スコアは採用しません)。

*GTEC はオフィシャルスコアに限ります。

*②~⑥の成績評価は、出願期間最終日よりさかのぼって 2 年以内に受験し、出願期間中に必要書類を提出できるものを有効とします。

(「2024 年度(総合型選抜)AO 選抜入学試験 国際関係学部「国際関係学専攻講義選抜方式」入学試験要項より抜粋)

 

※出願時に、オンライン上で「エントリーシート(与えられたテーマについて1,000字以内で入力する必要あり)」を作成して提出する必要があります。

 

  • グローバル・スタディーズ専攻総合評価方式

次の⑴~⑶のすべてに該当する者。

⑴ 立命館大学国際関係学部国際関係学科グローバル・スタディーズ専攻を第一志望として勉学を希望する者

⑵ 国際関係学専攻講義選抜方式と同じため省略。

⑶ 英語による講義を理解する能力がある者。具体的には、以下の英語外部資格試験の基準のうち、いずれかを出願時点で取得しており、証明書によってその級・スコアを証明できる者

① 実用英語技能検定(CBT、S-CBT も可) :準 1 級以上(受験時期は問わない)

② TOEFL iBT®テスト :76 点以上

③ TOEIC® Listening and Reading テスト :740 点以上

④ IELTS(Academic Module)(CDI も可) :Overall Band Score 6.0 以上

⑤ GTEC(検定版、CBT タイプいずれも可) :1210 点以上

⑥ Duolingo English Test :100 点以上

*TOEFL iBT® Home Edition、TOEIC®IP テスト、IELTS Indicator、IELTS Online は対象としません。

*TOEFL iBT®テストは Test Date スコアのみを採用します(MyBest®スコアは採用しません)。

*GTEC はオフィシャルスコアに限ります。

*直近 6 年間の学校教育を英語で受けた場合、上記の英語外部資格試験証明書の提出は不要とします。ただし、該当教育機関の教育言語が英語であったことを証明する文書の提出を求めることがあります。

*②~⑥の成績評価は、出願期間最終日よりさかのぼって 2 年以内に受験し、出願期間中に必要書類を提出できるものを有効とします。

(「2024 年度(総合型選抜)AO 選抜入学試験 国際関係学部「グローバル・スタディーズ専攻総合評価方式」入学試験要項」より抜粋)

 

※所定のテーマについて、英語で作成する「Application Essay for GS」や、学校教職員が英語で作成する「Letter of Reference(推薦書)」などを、オンライン上で出願時に提出する必要があります。

 

  • ジョイント・ディグリー・プログラム総合評価方式

次の⑴~⑶のすべてに該当する者。

⑴ 立命館大学国際関係学部アメリカン大学・立命館大学国際連携学科を第一志望として勉学を希望する者

⑵ 以下の①~③のいずれかに該当する者。なお、以下の①~③について卒業・修了・合格の「見込み」で出願し、入学試験に合格した者が、2024 年 3 月 31 日までに卒業・修了・合格しなかった場合は入学を許可しません。

① 高等学校(中等教育学校を含む。以下同じ)を卒業した者、または 2024 年 3 月卒業見込みの者

② 特別支援学校の高等部、および高等専門学校の 3 年次を修了した者、または 2024 年 3 月までに修了見込みの者

③ 学校教育法施行規則第 150 条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、または 2024 年 3 月 31 日までにこれに該当する見込みの者

ア 外国において、学校教育における 12 年の課程を修了した者、または 2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者またはこれらに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの※1

イ 外国において、指定された 11 年以上の課程を修了したとされるものであること等の要件を満たす高等学校に対応する学校の課程を修了した者、または 2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者(例:ウクライナ、ウズベキスタン、スーダン、ベラルーシ、ペルー、ミャンマー、ロシア)

ウ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者、または 2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者

エ 外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEA レベルを保有する者、または 2024年 3 月 31 日までに取得見込みの者

オ 国際的な評価団体(WASC、NEASC、CIS、ACSI)の認定を受けた教育施設の 12 年の課程を修了した者、または 2024 年 3 月 31 日までに修了見込みの者

カ 本学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、2024年 3 月 31 日までに 18 歳に達するもの

※1 外国において 12 年未満の課程を修了後に、文部科学大臣が指定した準備教育課程を修了した者を除く

*上記③について、飛び級等により、12 年間より短い期間で修了した場合であっても、最終的に修了した課程が正規の学校教育の 12 年目以上の課程であれば、この要件を満たすものとします。

*上記③-カに関連し、本学が出願資格を認定した学校は、朝鮮高級学校です。

また、本学では、本人からの申請に基づき個人の学習歴等を勘案し、上記③-カに該当すると判断した場合は、出願資格を認めます。申請に必要な書類・申請期間等の詳細は、入学センターまで問い合わせてください。

⑶ 以下のいずれかを出願時点で取得しており、証明書によってそのスコアを証明できる者

① TOEFL iBT®テスト :76 点以上

② IELTS(Academic Module)(CDI も可) :Overall Band Score 5.5 以上

③ PTE アカデミック :Overall Score 51 以上

④ ACT :English Score 25 点以上

⑤ SAT :Reading Test sub-score 30 点以上

⑥ Cambridge Assessment English :B2 First / C1 Advanced / C2 Proficiencyいずれかで 162 点以上

⑦ Duolingo English Test :115 点以上

*TOEFL iBT® Home Edition、IELTS Indicator、IELTS Online は対象としません。

*TOEFL iBT®テストは Test Date スコアのみを採用します(MyBest®スコアは採用しません)。

*各試験の成績評価は、出願期間最終日よりさかのぼって 2 年以内に受験し、出願期間中に必要書類を提出できるものを有効とします。

*以下のア、イのいずれかに該当する者は、上記の英語外部資格試験証明書の提出を免除します。ただし、以下の条件に該当しているかの確認を行うため、免除希望者は必ず出願期間開始前に本学入学センターまで問い合わせてください。

ア)アメリカ国内外のアメリカ地域認定またはアメリカ国内外の国際バカロレア、CXC(Caribbean Examinations Council)またはイギリスで認証されたカリキュラムで、英語を教授言語とした 4 年の教育(Grades 9-12)またはそれと同等の課程を修了した者(ただし、ESL※2を履修した者を除く)

イ)英語を主要言語とする以下の指定国の教育制度に基づき、英語を教授言語とした 4 年の教育(Grades 9-12)またはそれと同等の課程を修了した者(ただし、ESL※2を履修した者を除く)

※2 ESL:英語が母国語でない生徒のために設けられたプログラム(English as a Second Language)

【英語を主要言語とする国】

米国、英国、アイルランド、スコットランド、ウェールズ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ(ケベックを除く)、シンガポール、ガーナ、ケニア、リベリア、ナイジェリア、南アフリカ、ザンビア、ジンバブエ、およびカリブ海諸国(アンギラ、アンティグア、バルブダ)、バハマ、バルバドス、ベリーズ、バミューダ、英領バージン諸島、ケイマン諸島、ドミニカ、グレナダ、ガイアナ、ジャマイカ、モントセラト、セントヘレナ、セントクリストファーネイビス、セントルシア、セントビンセント&グレナディーン、トリニダード&トバゴ、トルコ&カイコス諸島、米領バージン諸島

(「2024 年度 (総合型選抜)AO 選抜入学試験 国際関係学部「ジョイント・ディグリー・プログラム総合評価方式」入学試験要項」より抜粋)

 

※所定のテーマについて、英語で作成する「Application Essays for JDP」や、学校教職員が英語で作成する「Letter of Reference(推薦書)」などを、オンライン上で出願時に提出する必要があります。

 

◆試験内容

  • 国際関係学専攻講義選抜方式

○第1次選考

出願書類

「立命館大学の国際関係学部で学びたい分野やテーマと、なぜそれらを学びたいのかを、あなたの経験と関連させながら記述してください。(1,000字以内)」というテーマに関する内容でした。

 

ポイントは、抽象的な単なる印象論ではなく、国際社会の諸問題への関心や知識などについて、自分自身の経験や体験とつながりを持って、国際政治や国際経済などの具体的な分野やテーマに結びつけて記述することです。

そして、それを、国際関係学部で学びたいことや取り組みたい活動、学部での学びを生かした将来の展開につなげて記述することです。

 

そのために、日常生活の中から、複雑な国際関係に気づく力、持続的に考え続ける力、そして社会問題全般に対する問題意識を見つける力を、日々磨いていってください。

 

○第2次選考(約100分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施

講義、グループ・ディスカッションおよび小論文

➀ 講義(20分間)

➁ グループ・ディスカッション(60分間)

③ 小論文(20分間)

与えられた資料と講義をもとにグループ・ディスカッションを行い、小論文を作成します。テーマの理解度、議論への参加、発言の的確性、表現力、説得力等が評価されます。

 

➀ 講義(20分間)

講義テーマは、「世界の人口と食料安全保障を考える」でした。

講義については、グループ・ディスカッションと小論文試験のテーマと情報提供として位置づけられているため、実際の評価はグループ・ディスカッションと小論文の試験を通じて行われています。

 

➁ グループ・ディスカッション(60分間)

グループ・ディスカッションは、3つのグループに分かれて「今日、なぜ食料安全保障が国際社会において重要な課題となっているのかを明らかにしつつ、食料安全保障を達成するために、国際社会はどのような策を講ずる必要があるのか、根拠を示しつつ、具体的に議論してください。」というテーマについて実施されました。

 

グループ・ディスカッションでは、「議論に対する積極性」や「発言の的確性」、「議論の整理と要約力」、そして「表現力」が評価されています。

 

普段の授業から、「授業内容や他の友達の意見を聞いて理解する力」と、「自分の意見を整理して、発言・討議する力」、「限られた時間の中で自分の考えをまとめて簡潔に伝える力」、「他者の意見を尊重しながら自分の考えを伝える力」を鍛えてください。

 

③ 小論文(20分間)

小論文は「世界人口の推移と食料問題をめぐる現状と課題を踏まえ、グループ・ディスカッションを参考に、グローバル化した世界における食料安全保障のあり方について自分の考えを述べてください。」というテーマについての作文でした。

 

小論文は、論理的思考力および表現力(質問に対する応答の的確性・内容の一貫性・簡潔・明瞭性等)を中心に評価されています。

また、問題意識の深さや自己の意見を論理的にまとめる力、そして文章の構成力も評価されています。

 

小論文試験では、二項対立的なものや、一般論的な意見ではなく、多様な意見を踏まえた、オリジナリティのある意見を論理的にまとめることが求められています。

 

限られた時間の中で、小論文の内容をしっかり構成しながらも、講義やグループ・ディスカッションを通じて整理した自分の意見を、理由と根拠を明確に示しながら主張する必要があります。小論文対策などで、フィードバックを受けながら練習を重ねてください。

 

講義の内容を正確に理解する能力やグループ・ディスカッションを広げていくための様々な現代的課題の知識と問題意識を日々磨いておくことが大切です。

日々、新聞やメディアに意識を向けて、国際問題や日本の政治経済社会に与える影響などについて深く考えましょう。

また、客観的に物事を捉え、自分の考えを論理的に表現する練習も行いましょう。

 

過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/asset/ao/2023/ir1.pdf

 

  • グローバル・スタディーズ専攻総合評価方式

○第1次選考

書類選考

2023年度は2022年度と変更があり、出願時にエッセイの執筆が一問出題されました。

エッセイ: Please describe the subject or field you wish to study at the College of International Relations, together with your reasons and experiences. (Within 500 words)

 

第1次選考では、文章作成能力等、一定以上の英語力や学力は当然のこととして、学部入学後の学習意欲や過去の体験の学びへの関連付け等も評価されています。

さらに、国際社会の諸問題への関心や知識等も問われているため、文献等を参考にしながら、自分の考えを多角的に、客観的に述べることが大切になります。

 

○第2次選考(約15分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施

個人面接(英語)(約15分)

英語による対面形式の面接が実施されました。

 

第2次選考では、面接官との正確な受け答えを通して、英語での会話能力が評価されています。

また、カリキュラムや専門科目等、大学での学びに関する質問の他、第1次選考で出題されたエッセイに関する質問もありました。

 

エッセイに関する質問では、

➀ エッセイで執筆した内容と一貫した回答をすること

➁ エッセイで書いたこと以上に内容を広げて、論理的に議論ができること

以上、二点が大切になります。

エッセイのテーマについて、より深い知識や思考を表現できるように学習してください。

 

グローバル・スタディーズ専攻総合評価方式に向けて、国際問題について日頃から自分の頭で考えることが大切です。日本のメディアだけでなく、海外での報道にも関心を向け、問題を多角的に捉えましょう。

また、将来像を描くことで、自分の大学での学びが明確になります。

それらを関連付けて話せるよう練習しましょう。

 

過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/asset/ao/2023/ir2.pdf

 

  • ジョイント・ディグリー・プログラム総合評価方式

○第1次選考

書類選考

出願時に2つのエッセイが出題されました。

エッセイ1:Write reason(s) why you want to study International Relations in American University-Ritsumeikan University Joint Degree program by referring to your personal experiences (About 400 words)

 

エッセイ2:Select an issue which the Asia-Pacific region is currently facing, describe its back ground and trials/efforts to solve it. Also, explain your own opinion on prospect for the issue (About 600 words excluding title and reference list)

 

書類選考では、出願時に提出した、英語外部資格試験のスコア、成績証明書、エッセイから基礎学力と英語運用能力について総合的に評価されます。

 

エッセイ1では、大学での学びに対する意欲やカリキュラム等を、具体的な志望動機や過去の体験と関連付けて論じることがポイントです。

エッセイ2では、英語での論理的な文章作成能力と国際社会の諸問題に関する関心と知識を持っていることがポイントです。

 

過去の自分の経験や体験を、特にアジア太平洋地域の課題に対する関心や知識に、多角的な視点から結びつけて論述できるよう練習しましょう。

 

○第2次選考(約15分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施

個人面接(英語)(約15分)

英語によるオンライン形式(または電話)の面接が実施されました。

 

第2次選考では、面接官との論理的で正確な受け答えを通して、立命館大学とアメリカン大学で学ぶために十分な英語での会話能力があるか評価されています。

また、アメリカン大学とのジョイント・ディグリー・プログラムの特徴やねらいに関する質問や、留学経験を含むこれまでの経験にもとづいた問題への関心と将来の目標・ビジョンに関する質問等があります。

エッセイに関しては、執筆した内容について、論理的に説明や議論ができるように練習してください。

 

ジョイント・ディグリー・プログラム総合評価方式では、英語の成績だけでなく、全教科の学習について総合的に審査されるため、日々の学習を大切にしてください。

また、国際問題について日頃から自分の頭で考えることが大切です。日本のメディアだけでなく、海外での報道にも関心を向け、問題を多角的に捉えましょう。

そして、将来像を描くことで、自分の大学での学びが明確になります。

それらを関連付けて話せるよう練習しましょう。

 

過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/asset/ao/2023/ir3.pdf

 

◆募集人員・倍率情報

〇募集人数

・国際関係学科 国際関係学専攻10名

・国際関係学科 グローバル・スタディーズ専攻13名

・アメリカン大学・立命館大学国際連携学科6名

 

国際関係学部 国際関係学科、アメリカン大学・立命館大学国際連携学科の募集人数は合計29名です。

 

〇倍率

過去3年間の倍率は以下のようになっています。

  2023年度

入試

2022年度

入試

2021年度

入試

国際関係学科 国際関係学専攻 3.9 4.8 4.9
国際関係学科 グローバル・スタディーズ専攻 1.4 1.4 1.8
アメリカン大学・立命館大学国際連携学科 1.0 1.5 2.0

 

年度によって多少ばらつきはありますが、倍率がそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

 

以上、立命館大学国際関係学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

国際関係学部は、日頃から複雑な国際関係について考えているか問われる入試となります。

過去の自分の経験と結び付けながら、自分なりの視点で国際社会に対する問題意識を磨いていきましょう。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

 

Studyコーデでは、プロ講師が生徒1人にマンツーマンで伴走し、上記のような相手を魅了するストーリーづくりや、その前提となる思考の整理を一緒にしていきます。オンライン塾だからこそ、zoomなどで1対1でじっくり対話ができる点がメリットになります。

具体的にやりたいことがなくても大丈夫です。講師と話をする中で、見えてくるものもたくさんありますよ!

 

そして、もし総合型に挑戦してダメだったときは、一般入試でリベンジをすればいいのです!Studyコーデは一般入試対策と総合型選抜入試対策を両立させるコースを用意しており、プロ講師がバランスを管理しながらカリキュラムをつくります。

 

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