塾・予備校の冬期講習に高校生が参加する際の注目ポイント3選
2021.11.9
冬休みに冬期講習への参加を検討している高校生は多くいらっしゃると思います。
既に自分が通っている塾・予備校の講習に参加する方は迷うことは少ないかもしれませんが、新年度からの入塾も視野に入れながら検討している人は、どんな冬期講習に参加すべきか悩むケースもあるでしょう。
今回は冬期講習に参加する際、どのようなポイントに着目して選ぶのがよいか紹介していきたいと思います。
主に、これからの入塾や転塾を検討している方向けの記事になります。
~冬期講習を選ぶ際のポイント~
1.気になる塾の講習はとりあえず参加!
2.自分と相性の良いスタイルを見つけよう!
3.講習の科目は「英語」を選ぶべし!
冬期講習を選ぶときのポイント① 気になる塾の講習はとりあえず参加!
塾で受験指導をしていて感じることは、塾選びが甘い人が多いということです。
塾選びは受験の結果に直結する、とても大切なポイントです。
それにも関わらず、じっくり比較検討をして自分の塾を決定している人は多くありません。
なんとなく有名な大手に行ったり、友人に誘われるまま同じ塾に行ったり、そんな理由で塾を選んでいる人も多いのです。
しかしこれは絶対にNGです。
塾を選ぶ際には「自分に合っているかどうか」「実際に体験授業等で体験して納得してから」入塾を決めるべきです。
その点において冬期講習は、多くの場合、何日間か塾に通い、授業を受けます。
接触時間が長くなるため、その塾の教え方や雰囲気がかなり正確に掴めるでしょう。
そこでの感触が、その後に塾を選ぶ際にとても参考になることは言うまでもありません。
冬期講習は、お試しでその塾の雰囲気を知ることができる貴重な機会なのです。
ですから、気になる塾・予備校があれば、1個とは言わず、2個でも3個でも講習に参加してみてください。
そんなの無料体験授業とかでいいじゃんという声も聞こえてきそうです。
しかし、昨今体験授業をやっている塾は少なく、やっていても1回60分とかだったりします。
それでは接触時間が短すぎて、判断の決め手に欠けるのです。
もちろん冬休みはそれほど長くはありませんので、そんなにたくさんの塾の講習は受講できません。
各塾の冬期講習や体験授業を組み合わせて、3,4校は様子を見てみることをオススメします。
冬期講習を選ぶときのポイント② 自分と相性の良いスタイルを見つけよう!
ポイント①に付随して、昨今重要な視点は、どのようなスタイルの塾が自分と相性が良いかをしっかりと把握しておくべきであるというものです。
今は昔と比べて多種多様な塾・予備校が存在します。
大手のような大規模集団授業、小集団授業、個別指導、映像授業、オンライン塾・・・・・
一口に塾と言っても種類が豊富にありすぎて、なかなか選ぶのが難しいと思います。
誰もが成績を伸ばすことができる、絶対的に良い塾というものは存在しません。
自分の学力や性格との相性がハマったとき、その塾が自分にとって正解の塾です。
集団授業では置いて行かれるのではないか、個別指導では進度が遅くなるのではないか、映像授業では寝てしまうのではないか・・・
それぞれのスタイルに一長一短がありますので、まずは自分の学力や性格を客観的に分析し、それに合うスタイルを選択しましょう。
とは言え、実際に試してみないと分からないところもあると思います。
ですから、ポイント①で書いたように、複数の塾の講習、できれば異なるスタイルの塾の講習に参加することが後悔のない塾選びの秘訣になります。
特に高2の終わりの冬期講習のタイミングで塾を検討している人は、実質的に塾選びのできる最後のタイミングです。しっかりと時間をかけて検討していただきたいところです。
冬期講習を選ぶときのポイント③ 講習の科目は「英語」を選ぶべし!
冬期講習のプログラムは塾・予備校によって様々です。
色々な科目の色々なテーマの講習があり、どれに参加すべきか迷う人もいると思います。
で、例えば古文とか、ちょっと苦手意識を持っている科目の講習に参加する人が多いような気がします。
しかし、絶対的にオススメなのは「英語」の講習です。
特に文系受験生はそうすべきです。
理由は複数あります。
まず、大学受験において重要な科目が英語だからです。配点が高く、どの大学でも基本的には必要になる科目です。この英語を自分の得意科目にできるかどうかは、受験の合否を大きく左右します。
言い換えれば、これから受験までに恐らく1番か2番に時間を捧げるべき科目が英語です。
ですから、その英語のパワーアップのために投資するのは当然のことです。
そして、その大事な英語をどのようなアプローチで学ばせてくれる塾・予備校なのかを事前に知っておくことも非常に重要になってきます。
英語の教え方は塾・予備校によって結構異なります。
例えば問題演習の解説がメインとなる授業、基本事項を順番に丁寧に解説していく授業、など様々なスタンスがあります。
また長文や文法で講師が分かれているような教え方が塾内で一貫していないような塾もあります。
今から受験まで自分がどのような英語の授業を受けることになるのか。その教え方や分かりやすさや自分との相性をしっかり把握しておく意味でも、冬期講習への参加は有益だと言えます。
冬期講習を、勉強、塾選びなど様々な面で、合格を引き寄せるためのツールとして有効活用していきましょう!
【参考リンク】