専修大学 国際コミュニケーション学部の総合型選抜入試の特徴と攻略法
2024.2.27
◆ 専修大学 国際コミュニケーション学部とは
関東の有名中堅私立大学群である日東駒専の1つ、専修大学。
1880年の創立以降、明治時代から現代まで140年以上の歴史ある大学です。
日本で初めて経済学部を設置した学校として知られており、経済学部が専修大学の看板学部となっています。
神田キャンパスと生田キャンパスがあり、学部によって学ぶキャンパスが分かれます。
神田キャンパスは、国会議事堂、最高裁判所や各種中央省庁などにも近く、法律や政治を学ぶのに相応しい場所にあります。生田キャンパスは、都心からわずかの距離ながら、緑豊かな自然に恵まれた場所にあります。
国際コミュニケーション学部は、2020年に神田キャンパスに設置された新しい学部です。
言語や文化にかかわる多彩な科目と多くの海外体験を通して、真の国際人の養成を目指しています。
この記事では、そんな専修大学国際コミュニケーション学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆ 専修大学 国際コミュニケーション学部の総合型選抜入試の名称
専修大学国際コミュニケーション学部の総合型選抜入試は「総合型選抜(AO入試)」という名称で募集がなされています。
国際コミュニケーション学部の中で総合型選抜入試が実施されているのは、異文化コミュニケーション学科だけです。
◆ 専修大学 国際コミュニケーション学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
専修大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。
(公式ホームページより抜粋)
「国際コミュニケーション学部は、卒業認定・学位授与の方針及び教育課程編成・実施の方針に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能、能力、態度を備えた人を求めます。
異文化コミュニケーション学科
(1)言語文化に対する興味と関心や学習意欲を有している人
(2)学部教育を受けるために必要となる基礎的な学力として、高等学校の主要科目における教科書レベルの知識を有している人
(3)高等学校までの学習を通じて、社会の諸課題の解決に取り組むための思考力やコミュニケーション能力の基礎を身につけている人」
公式HPのURL:
https://www.senshu-u.ac.jp/education/faculty/global/#anchor01
◆出願条件・日程
専修大学国際コミュニケーション学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。
・出願時期 2023年は9月11日(月)~15日(金)の1週間だけでした
・試験日 ①第1次選考(書類審査) ②第2次選考 10月14日(土)
・合格発表日 ①第1次選考10月6日(金) ②第2次選考 11月1日(水)
試験は1日のみです。
出願条件は以下のとおりです。
⑴ 令和6年3月全日制の高等学校もしくは全日制の中等教育学校を卒業見込みの者および令和5年3月に卒業した者(外国の高等学校に留学のため、令和4年4月1日以降学年の途中において卒業と認められた者を含む。)
⑵ 外国において、学校教育における12年以上の課程を修了後1年以内の者および令和 6年3月31日までに修了見込みの者
⑶ 我が国において、外国の高等学校相当として指定した外国人学校を令和6年3月31日までに修了見込みの者および令和5年3月に修了した者
⑷ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を令和6年3月31日までに修了見込みの者および令和5年3月に修了した者
⑸ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る)を令和6年3月31日までに修了見込みの者および令和5年3 月に修了した者
専修大学国際コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科では、受け身ではなく自分の考えを持ち、それを他者に伝えようとする姿勢が求められています。幅広く多様な人に受験してほしいとの考えから、高校での評定平均値などは出願条件には含まれていません。しっかりとした目標を持ち、自分の目標と大学での学びを具体的に結びつけることができているかが問われます。
出願には、エントリーシートや課題小論文などの書類も作成して提出する必要があります。
詳細は、総合型選抜(AO入試)入試要項を参照してください。
https://www.senshu-u.ac.jp/admission/shikenseido/sougougata/v18.html
◆試験内容
①第1次選考:出願書類(エントリーシート、課題小論文)
②第2次選考:小論文、面接
①第1次選考:出願書類(エントリーシート、課題小論文)
エントリーシートでは、自分の将来の学びの計画が大学での学習とマッチしているかがポイントとなります。これまでの自分の学びを振り返り、その中で何を伸ばしたいか、異文化コミュニケーション学科で新たに何を学び、それを将来どのように活かしたいか、自分の言葉でわかりやすく説明できるようにしましょう。
課題小論文では、課題図書を読んだうえで、指定の字数で答える問題が2問出題されます。与えられた課題図書の読解力に加え、批評する力、自分の考えを論理的に説明する力が求められます。
②第2次選考:小論文、面接
第2次選考では、まず、課題図書についての講義を40分間受講します。講義では、自分とは違う考え方に触れ、それを理解する力が求められます。
講義を受講した後は、課題図書と講義に関連する小論文を60分間で書くことが求められます。小論文では、課題図書に対する自分の理解を明確にし、他の人の意見を取り入れながら自分の考えを構築し、それをわかりやすく、論理的に伝えることがポイントとなります。
その後の面接は約15分間で、エントリーシートの内容や課題図書についての考えなどを質問されます。簡単な外国語の質疑がある場合もあります。受験生一人に対し、二人の教員で行われます。
選考のポイントについては、学校ホームページに動画で掲載されています。
必ず視聴して対策するようにしましょう。
https://www.senshu-u.ac.jp/admission/shikenseido/sougougata/v18.html
◆募集人員・倍率情報
募集人員は
異文化コミュニケーション学科 12名 です。
倍率は
2023年度入試 | 2022年度入試 | 2021年度入試 | |
異文化コミュニケーション学科 | 5.4 | 6.1 | 5.8 |
出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、専修大学国際コミュニケーション学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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