MARCHの中で合格しやすい総合型選抜入試はココ!倍率1.0~1.9倍の合格しやすい学部を紹介します

全国の大学で総合型選抜入試の定員が増加傾向にあると言われています。

今後、一般入試だけでなく、総合型選抜入試の受験と検討する受験生も増えていくことが予想されます。

募集要項の出願要件、過去の倍率などを調査するのは、なかなか骨が折れる作業です。

この記事の情報が受験生・保護者の皆様の役に立つことがあれば幸いです。

 

今回は関東の難関私立大学群「MARCH」に焦点を当ててデータを見ていきます。

MARCHとは、明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の5校の総称で、学習院大学を加えて「GMARCH」と呼ばれることもあります。

 

この有名大学群でも総合型選抜入試は実施しており、なんと倍率が「1.0~1,9倍」と非常に魅力的な学部も存在しているのです。

非常に人気の大学群に、もし総合型選抜でも合格可能性があるなら、是非挑戦してみたいですよね?

どの大学の、どの学部に、どんな総合型選抜入試があるのか調査し、今回はその中でも低倍率のものを一覧にしてみました!

 

早速、表でご紹介しましょう。全部で23学部存在します。

 

大学 学部 学科 入試方式 2023年度 2022年度 2021年度 評定〇以上 英検〇級以上
CSE〇点以上
1次試験 2次試験
明治 考古学 自己推薦特別入学試験 1.0 2.0 1.0 全体3.5/地歴4.2 書類選考 口頭諮問
中央 理工 物理 高大接続型自己推薦 1.0 1.0 1.0 英/数/物理で4.0 書類選考 ①筆記試験60分②グループ内でのレポート発表
中央 ドイツ文 自己推薦特別入試外国語型 1.0 2.3 2.8 準1級以上 書類選考 外国語試験、面接
法政 経済 現代ビジネス 英語外部試験利用 1.0 2.2 3.0 準1級以上 書類審査 ①筆記試験「小論文」②面接
法政 キャリアデザイン キャリアデザイン 商業学科等対象公募推薦 1.0 5.0 3.0 3.8以上 書類審査 面接
法政 英文学 グローバル体験公募推薦入試 1.0 4.7 2.0 4.2以上 準1級以上 書類審査 ①筆記試験「小論文」②面接
法政 経営 経営戦略 グローバル体験公募推薦入試 1.0 1.2 1.3 4.2以上 準1級以上 書類審査 ①筆記試験「小論文」②面接
立教 史学 自由選抜 1.1 2.2 2.2 3.8以上 CSE2067以上 書類選考 面接試験
明治 公募制特別入学試験 1.2 1.1 1.1 4.2以上 準2級以上 大学入学共通テスト 口頭諮問
中央 国文 自己推薦特別入試外国語型 1.3 1.0 2.0 準1級以上 書類選考 外国語試験、面接
中央 フランス文 自己推薦特別入試外国語型 1.3 2.6 2.3 準1級以上 書類選考 外国語試験、面接
中央 フランス語文学文化 自己推薦特別入試専攻特性型 1.3 1.0 仏検3級以上 書類選考 視覚資料を用いて演習形式のディスカッション
立教 国際ビジネス法 国際コース選抜 1.3 1.1 3.8以上 スコア所持 書類選考 講義型小論文、面接試験
法政 経済 経済 英語外部試験利用 1.5 5.0 1.3 準1級以上 書類審査 ①筆記試験「小論文」②面接
法政 現代福祉 福祉コミュニティ グローバル体験公募推薦入試 1.5 1.0 1.0 4.2以上 準1級以上 書類審査 ①筆記試験「小論文」②面接
明治 理工 電気電子生命 アドミッション・オフィス入学試験 1.6 2.7 1.6 書類選考、口頭諮問
明治 食料環境政策 自己推薦特別入学試験 1.6 3.9 3.8 4.0/優れた活動歴有3.5 特別講義受講とそれに関する筆記試験 個別面接
学習院 理学 物理学科、化学科、数学科、生命科学科 学校推薦型選抜(公募制) 1.6 1.5 2.4 学科ごと科目指定4.0 書類選考 筆記試験(物理・数学・化学・生物のいずれか)、面接
中央 国際経営 国際経営 自己推薦入試 1.7 1.3 1.6 準1級以上 書類選考 筆記試験(小論文)と面接
明治 理工 機械情報工学 アドミッション・オフィス入学試験 1.8 3.2 2.7 3.8以上 書類選考、口頭諮問
中央 国際マーケティング 英語運用能力 1.8 2.5 6.0 準1級以上 書類選考 小論文、面接
法政 国際文化 国際文化 国際文化学部分野優秀者 1.8 2.6 2.9 3.5以上 準1級以上 書類審査 面接
法政 情報科学 ディジタルメディア 情報科学部公募推薦入試 1.8 2.0 1.8 全体4.0/理数平均 4.3 書類審査 筆記試験(数学)、面接

なんと2023年度入試では、倍率が1.0倍の学部が7個ありました。

もちろん、見て分かるように、評定や英検の条件などを考慮した場合、決して易しいわけではありません。出願資格を満たせない受験生も多数存在するでしょう。

しかし、逆に言えば、いま自分の評定が高い人や、これからまだまだ高い評定を狙える高1生などは大きなチャンスを持っているとも言えます。

 

外国語検定試験で好成績をおさめていれば、評定が不問の大学学部も複数存在しますね。

自分の持っている武器を精査して、どのような戦略で挑むか考えれば、勝機が見えることもあるかもしれません。

 

具体的に上記の中でも合格可能性を高く感じるものの例として「立教大学 文学部 史学科」を取り上げてみましょう。

2023年度の倍率は1.1倍。その前の年も2.2倍と低水準です。

評定は3.8以上とMARCHの中では普通かやや低い基準。英検準1級の取得が不要で、CSEスコアで2067が取れていれば大丈夫です。

ただし、史学科らしい追加条件として、日本史・世界史・地理のいずれかの評定が4.5以上であるか、歴史能力検定日本史か世界史で1級をとっているか、模擬国連の出場経験があるか、などといった要件を1つクリアしている必要があります。

 

1次選考が書類審査で、2次選考が面接試験という方式です。

 

1次審査で作成が必要な書類は主に2点。

1つは「志望理由書」で、具体的には『これまでの自分の実績や集中して行ってきたことに触れながら、入学後に何をどのように学びたいのかを、 2,000字程度で記入してください。』

という指定があります。

もう1つは「活動報告書A」で、こちらは長い文章を書くわけではありません。履歴書のように自分の活動実績を記入するシートです。活動実績の細かい内容や、団体の実績であれば自分個人の役割を書くなど、アピールができるシートになっています。

 

非常のオーソドックスかつ、出願要件もそこまで厳しくない内容で、倍率が1.1倍です。

2023年度は28名が出願し、全員が1次審査を突破、面接を経て26名が合格しています。

(参考:立教大学HP

 

今回はGMARCHの総合型選抜入試の中で低倍率となっている穴場の学部を紹介しました。

 

ちなみに大学入試の世界では「隔年現象」と呼ばれる倍率の動向がセオリーとして存在します。簡単な話、去年倍率が低かったところは、みんなが目をつけて出願するため、今年の倍率が上昇するというものです。

上記の表でも過去3年の推移を見ると、1年ごとにアップダウンしている学部がありますね。単純に去年の倍率が低かったからと言って、今年も低くなるとは限りません。むしろ上がる可能性を考慮しなければならないかもしれません。そういった細かい部分も考慮して戦略を練っていきましょう。

 

 

 

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※こちらの記事に記載されているデータは、すべてStudyコーデのスタッフが手作業で調べてきたものです。

なるべくないようにはしていますが、中には誤った情報もあるかもしれません。

本格的な出願戦略等を検討するにあたっては、皆様でもしっかりと募集要項やデータをお調べください。

この記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。