浪人生でも総合型選抜入試は受験可能!実施大学リストや注意点を紹介します

総合型選抜入試は、近年その入学定員や受験者数が増えている方式です。

一般入試のような1回きりのペーパーテストではなく、受験者をじっくりと多面的に評価してくれます。

 

この方式、実は浪人生(既卒生)の受験を認めている大学学部がたくさんあります。なんと受験生から人気のGMARCHや関関同立などの難関大学でも実施しているのです。

この記事では、浪人生でも受験可能な総合型選抜の大学学部を紹介しつつ、浪人生が総合型選抜入試にチャレンジするメリットも紹介したいと思います。

 

実際に出願を検討する際は、各大学学部の募集要項をよく読んでください。

例えば浪人生でも5浪まで(卒業後5年以内)などと条件がついている大学学部も存在します。

 

Studyコーデは一般入試と総合型選抜入試の対策を両立させることができるオンライン塾です。特に難関私大をターゲットにしているため、今回は早慶GMARCHと関関同立について、浪人生が受験可能な総合型選抜入試を調査してきました!リストはページ下部に掲載しています。

 

 

浪人生も総合型選抜に挑戦すべき?

そもそも受験が可能だからといって、浪人生が総合型選抜を受験するという戦略は正しいのでしょうか?

浪人生が総合型選抜を利用するメリット・デメリットを検討しておきましょう。

 

メリット① 受験機会が増える=合格可能性が増える

私立大学を受験する場合、受験機会は ⑴共通テスト利用入試 ⑵大学の一般入試 の2回になるのが一般的です。

もし総合型選抜に挑戦すれば、受験チャンスが1回増えて合計3回になります。

受験は受けなければ絶対に合格することはありません。挑戦回数が増えるという意味では総合型選抜は有意義と言えます。

 

メリット② 現役生よりも準備に時間をかけられる可能性が高い

現役高校生が総合型選抜の対策をすることは非常に大変です。学校の授業があり、部活があり、定期試験対策があり、一般入試に向けた勉強があり・・・限られた時間の中で様々なことを万遍なくやる必要があり、したがって、総合型選抜の対策も中途半端になってしまうケースが多いものです。

しかし浪人生・既卒生は、そのような制約がかなり減ります。一般入試の対策はしっかりしつつ、それ以外は総合型選抜の対策に時間を充てることができます。

これは浪人生の特権と言えるでしょう。

 

メリット③ 自己分析や探究活動にじっくり取り組める

上記と似た話ですが、時間があるということは多くのメリットを生みます。

例えば自己分析に丁寧に時間をかけることができます。自分が本当にやりたいこと、通いたい大学など、意外と高校生のうちは表面的にしか考えられていなかったと振り返る受験生は多いものです。浪人になり、初めて自分自身としっかり向き合い、改めて目標設定をし直したという人が多いのです。

また、時間に余裕がある分、課外活動などに注力できる可能性が高まります。それは大学側にアピールできる材料が増えるということであり、総合型選抜においては重要な点です。

 

注意点① 浪人になって初めて検討する人は間に合わない可能性もある

一方で注意点もあります。

例えば高3のときも1度総合型選抜に挑戦したという経験がある人は、総合型選抜の流れや、準備物などがよく分かっています。また課外活動なども高校時代から浪人にかけて「継続」するイメージになりますので、効果的に浪人生としての総合型選抜の出願に向けて準備ができるでしょう。

しかし、浪人になって初めて総合型選抜の受験を検討する人は注意が必要です。

4月からの半年でできる準備には限りがあります。これと言って研究したいテーマがあるわけではなく、さらにそのために活動してきた実績もない場合、安易に総合型選抜の準備に取り掛かることで、一般入試の対策も不完全となり、共倒れするリスクがあるでしょう。

 

注意点② アドバイスをくれる人がいないと難しい

もうひとつ、高校時代と環境が大きく変わる部分として、周りに人がいないという点が挙げられます。例えば学校の先生が色々アドバイスをくれるとか、自分と同じく総合型選抜の準備をしているクラスメイトと情報を共有するということが、高校生には可能ですが、浪人生には難しくなる場合が多いでしょう。

一般入試対策とのバランスどり、書類など提出物へのフィードバック、プレゼンの練習相手など、自分を客観的に見てアドバイスをくれる人を確保して、環境づくりをしてから総合型選抜の対策を始めたほうがいいのです。

 

◆結論

浪人生が総合型選抜に挑戦すべきかどうか、一概には言えません。

その受験生のバックグラウンドに寄るところが大きいので、受験のプロを交えてよく検討し、戦略を練ってから対策を開始すると良いでしょう。

 

Studyコーデもその点を最重要視しており、プロ講師がマンツーマンで生徒を担当し、まずは総合型選抜の受験が妥当かどうかを、生徒の意向を踏まえつつ、丁寧に判断していきます。

挑戦すると決まったら、バランスを考えながら個別カリキュラムをつくったり、zoomで毎授業アドバイスを実施することで、現役生でも浪人生でも、安心して入試に取り組める仕組みを保っています。

 

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浪人生でも総合型選抜で受験可能な難関私大リスト

【早稲田大学】

・文学部(地域探究・貢献入学試験)

・文化構想学部(地域探究・貢献入学試験)

・法学部(地域探究・貢献入学試験)

・商学部(地域探究・貢献入学試験)

・社会科学部(全国自己推薦)※1浪まで

・人間科学部(FACT選抜)

・スポーツ科学部(地域探究・貢献入学試験、スポーツ自己推薦)

・創造理工学部建築学科(早稲田建築AO)

・先進理工学部(特別選抜入学試験)

 

【慶應義塾大学】

・文学部(自主応募制による推薦入学者選考)

・法学部(FIT入試)

・総合政策学部(AOによる自由応募入試)

・環境情報学部(AOによる自由応募入試)

・理工学部(AO入試)

・看護医療学部(AO入試)

 

【学習院大学】

国際社会科学部

 

【明治大学】

・国際日本学部(自己推薦特別入学試験)

・政治経済学部(グローバル型特別入学試験)

・文学部(自己推薦特別入学試験)

・文学部社会人特別入学試験【30歳以上が対象】

・農学部(自己推薦特別入学試験)

・農学部食料環境政策学科(地域農業振興特別入学試験)

・総合数理学部(自己推薦特別入学試験)

・商学部(公募制特別入学試験 大学入学共通テスト利用)

・理工学部(AO入学試験)

 

【青山学院大学】

・文学部英米文学科(自己推薦)

・コミュニティ人間科学部(自己推薦)

 

【立教大学】

・文学部(自由選抜入試)

・異文化コミュニケーション学部(自由選抜入試方式B)※1浪まで

・経済学部(自由選抜入試)

・経営学部(自由選抜入試方式B)

・社会学部(自由選抜入試)

・スポーツウェルネス学部(自由選抜入試)※1浪まで

・法学部国際ビジネス法学科(国際コース選抜)

・グローバル・リベラルアーツ・プログラム(国際コース選抜)

 

【法政大学】

・法学部国際政治学科(英語外部試験利用自己推薦)

・経済学部(英語外部試験利用自己推薦)

・現代福祉学部福祉コミュニティ学科(まちづくりチャレンジ自己推薦)

・キャリアデザイン学部(キャリア体験自己推薦)

・国際文化学部(分野優秀者)

・グローバル教養学部(自己推薦)

・スポーツ健康学部(自己推薦、トップアスリート)

・理工学部機械工学科航空操縦学(自己推薦)

 

【中央大学】

・文学部(自己推薦入学試験)

・法学部(チャレンジ入学試験)

・経済学部(高大接続入学試験)

・商学部(英語運⽤能⼒特別⼊学試験)

・国際経営学部(自己推薦入学試験)

・理工学部(高大接続入学試験)

 

【関西大学】

・文学部(AO入試)

・法学部(AO入試)

・経済学部(AO入試)

・商学部(AO入試) ※1浪まで

・社会学部(AO入試) ※1浪まで

・政策創造学部(AO入試)

・人間健康学部(AO入試)

・総合情報学部(AO入試) ※1浪まで

・社会安全学部(AO入試)

・システム理工学部(AO入試)

・環境都市工学部

・化学生命工学部

 

【関西学院大学】全学部でOK

・文学部

・神学部

・法学部

・経済学部

・商学部

・人間福祉学部

・国際学部

・教育学部

 

【同志社大学】

・商学部(フレックス複合)

・文化情報学部

・スポーツ健康科学部

・生命医科学部

 

【立命館大学】

・産業社会学部現代社会学科

・国際関係学部

・文学部人文学科

・経営学部国際経営学科

・政策科学学部政策科学科

・総合心理学部総合心理学科

・映像学部映像学科

・経済学部経済学科

・スポーツ健康科学学部スポーツ健康科学科

・食マネジメント学部食マネジメント学科

・グローバル教養学部グローバル教養学科

・理工学部

・生命科学学部

・薬学部

・情報理工学部

 

もし浪人生は総合型選抜は受験できないと思っていた方は、是非1つのチャンスとして受験を検討してみてくださいね!