【プロが解説】オンライン塾の比較検討項目4選!保護者が確認すべきポイントとは?
2023.12.3
2020年、新型コロナウイルスの流行以降、オンライン塾が検討される機会が増えてきました。しかし本当にオンライン塾って成績が伸びるのか?気になっている保護者の方も多いでしょう。
そこでオンライン塾を比較検討して選ぶ際にどのような視点を持つべきなのかをまとめてみました。
主に大学受験を目的とした進学塾を探している方向けの内容ですが、お子様の年齢問わず塾を探している方全員に参考になる内容かと思います。
残念ながらオンライン塾は現在では種類も数も増え、はっきり言ってかなりクオリティの低い塾も出てきています。
我が子に無駄な失敗をさせないために、保護者の方々には是非正しく知識を身につけていただき、お子さんと一緒に精細な部分まで比較検討をしていただきたいところです。
【4つの確認ポイント】
POINT① 受験用のコンテンツなのか?提供スタイルは?
POIBT② 人間か介在するのか
POINT③ 指導者はプロかバイトか
POINT③ コミュニケーション量
POINT① 受験用のコンテンツなのか?提供スタイルは?
まず塾に入るうえでの目的を明確にすべきです。
学校での遅れの回復や定期試験対策をさせたいという目的と
大学受験をしたいor難関大学に進学したいという目的では
選ぶ塾が全く変わってきます。
特にオンライン塾の場合はコンテンツの「中身」「提供スタイル」が千差万別です。
受験のために既定のルートやコースがあり、それに沿ったコンテンツを順番に消化していくような内容であれば、ある程度信頼はできるでしょう。
必要な内容を「網羅」していることと、「ルート」が明確になっていることで進捗が把握できるからです。
逆によくあるのは、細かく単元ごとに分かれた膨大なコンテンツの中から、自分で選択して自分のペースで動画を視聴するようなサービスです。スタディサプリなどがその代表格でしょうか。一見すると苦手な範囲が補強出来てよいようにも見えますが、受験生自身で自分に必要なものを取捨選択することは、よほど勉強に手慣れた進学校の生徒でもない限りリスクがあります。
学校の課題などを除き、そもそも自分が今日、何の勉強をどのようにすべきなのか、高校生が自分で最適な選択をすることなど不可能です。
そしてそのような自己判断でしばらく頑張って継続できたとしても。各教科の必要な内容を網羅できたかも分からなければ、自身の達成度もよく分からずブラックボックス化します。
お子さんのせっかくの頑張りが非効率なもの、無駄なものになってしまっては、本当にもったいないことです。
POINT② 人間か介在するのか
次に重要なのは、コンテンツを進めるにあたり人間(指導者)は介在するのかという点です。
例えばオンライン学習で非常に有名なスタディサプリはコンテンツは良質でも直接的な指導者はいません。そのようなスタイルで自分の子どもが本当に問題ないのかをよく考える必要があります。
なぜか?
POINT①に注意して「網羅性」「ルート」が明確になっているサービスを選択しても、人によっては100%それを達成できずに終わることがあるからです。
・自己管理ができず必要量を消化できなかった
・質問ができず分からないことが解消できないままだった
・上記理由などでモチベーションが下がり、勉強が続かなくなった
というのは非常に頻繁に聞く話です。
もしそこに指導者、伴走者がいたら結果は変わっていたかもしれません。
自分のことを管理してくれる人、分からない部分を教えてくれる人、途中で励ましてくれる人がいるだけで、勉強が続き、効果が出て、伸びていきます。
お子さんは自己管理能力が高い、しっかり者ですか?
分からないことを自分で調べて解決できる力がありますか?
強靭なメンタルの持ち主ですか?
1つでもNOがあれば、人が介在するオンライン塾を選択するべきです。
保護者は授業料やコンテンツ料にお金を払うべきではありません。
自分の子供の成績向上、受験の合格に対してお金を払うべきです。それがどのような環境なら実現できるのか、よく検討してから適切な塾を選ぶべきです。
POINT③ 指導者はプロかバイトか
指導者や伴走者の存在の重要性は上記の通りですが、もちろんその指導者の質というものは可能な限りこだわって選択をすべきです。
HPなどで書き並べられたサービスの概要は良さそうでも、その実施者が信頼できる人間でなければ良質なコンテンツが無意味になります。
その点では、いわゆる「プロ」であることを第一前提とすべきです。
「プロ」とは一言で言えば正社員であり、一定以上の経験を有していることです。
近年の傾向として大学生アルバイトが講師を務める塾が増加しています。
フランチャイズの塾が典型ですが、アルバイトの起用で人件費を減らして経営を成立させているからです。またそもそも大学生が起業してつくったような塾も増えています。
これらはオンライン塾でも同様の傾向が見られます。
大学生アルバイトにも熱心かつスキルのある人もいるので一概に悪いとは言えません。
しかしアルバイトは、自身の生活やキャリアをかけて働いている正社員とは責任の重さが違いますし、就活やサークルなど他に大変なこともあります。そんな中で生徒の指導に100%の力をかけることは難しいと考えるのが現実的です。
これはよく聞く話ですが、塾側(大学生講師)の都合で授業日が変更されるケースも多々あります。さらに、受験直前の大事な時期に突然講師が辞めて担当が変わるなどということも平気で起こります。所詮は大学生のアルバイトですから、そこで責任感や誠実さを求めることはできないのです。
そして何より、バイトとプロ講師の間に生じる大きな差は、それまで数多くの生徒を見てきた経験があるからこそ養われていく、目の前の生徒に合わせた臨機応変な指導です。
経験豊富な講師は、過去の受験生がつまずきやすいポイント、陥りやすいメンタルの不調、性格に合わせた励まし方などを自然と体得していきます。そこは数年で数人しか担当をしたことのない大学生アルバイト講師には到底真似できない部分となります。
高額な塾の授業料を支払って、素人に自分の子どもを預けたいでしょうか。得られる効果を十分に検討してから、後悔のないように判断をしてみてください。
POINT④ コミュニケーション量
最後にオンライン塾において特にしっかり検討していただきたいポイントが「コミュニケーション量」です。
上記の流れから、指導者が介在するスタイルで、その指導者がプロである塾を選ぶべきだとお伝えしていますが、最後にその指導者とのコミュニケーション頻度に注目してください。
生徒の不明点を解消する、学習計画を一緒に考える、進路相談をする・・・などなど受験勉強において相談事はたくさんあります。また励ましを受けることや、誰かと繋がっている感覚があるだけでも勉強を頑張れるものです。
つまり、どれだけ頻繁に指導者とコミュニケーションをとれる環境があるのかは受験の成功において非常に重要なポイントです。
オンライン塾は教室という場がないため、コミュニケーション量をゼロにすることもできてしまえば、逆に工夫次第で対面以上に膨大にすることもできます。
「動画あるから見ておいて」「カリキュラム作っておいたからそれ通りやっといて」では、仮にその内容が優れていたとしても、生徒の理解度や達成度を確認し、修正・アドバイスすることはできないでしょう。
逆にオンラインであっても生徒に小テストの点数を報告させたり、講師から確認の連絡を入れたり日常的に連絡を取り合う習慣があれば、指導側も生徒の状況を詳細に把握して、より効果的なアドバイスができるでしょう。
オンラインのコミュニケーションツールはいくらでもあります。
LINEのよう気軽にメッセージをやりとりできるツールで日常的なコミュニケーションをとりつつ、定期的にZOOMのようなツールでしっかり顔を見ながら喋ることもできます。
対面式のスタイルに一切引けを取らない、もしくは工夫すれば対面式よりはるかに多くのコミュニケーションを取りながら勉強を進めていくことが可能です。
以上、オンライン塾を検討する際の4つのポイントです。
保護者の世代にはなかなか馴染みのないオンライン学習も、そのサービスの中身をしっかり精査すれば、非常に効率的かつ効果的なものになるはずです。
☞こちらも参考にしてください! 『【2023保存版】オンライン塾の選び方 -詳細解説最新版-』
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